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試食提供から販売に繋げるお客様へのトーク術
お正月産まれの井上知紀です。
18歳より5年間輸入果物のキャンペーンディレクターとして、アルバイトながら
述べ150万人のお客様へ商品の美味しさ、付加価値をお伝えしてきました。
現場5年、管理者10年の経験から現在では店頭プロモーションにおいての教育に携わらせていただいております。
店頭プロモーションに携わらせていただくこと15年、僕の経験の一部をお話させていただきます。
心構え
先ずは心構えのポイントからお話させていただきます。
『売ろう』という気持ちを持たないことです。
お客様の大半は『試食したら買わないといけないのかな?』『買わされる!』という警戒心を持っていることを忘れないでください。
そこで最初の一声『お味いかがですか?』
味についての会話を始めましょう
いきなり『今日はお買い得ですよ』なんて言ったらお客様逃げちゃいますよ(笑)
お客様の関心は下記の順番でお考え下さい。
①美味しさ②栄養③安全性
※この順番は日本での順番です。
アメリカでは健康への関心が高く、中国では安全性についての関心が高かったりします。
今回は日本で一番関心の高い『味』についてお話させていただきます。
- 味(特徴、美味しさの秘密、食べ方など)
味の特徴は販売する上で最低限の知識ですが、その特徴や美味しさの背景を説明出来ると説得力が増大します。
加工品であれば材料や製造過程、青果物などの生ものであれば育った環境や土壌、そして、それがなんで味に影響があるのか、
商品の説明は同時にブランド認知でもありますので、背景を説明することで同じ商品でも違う印象を与えることができます。
キウイフルーツで例をあげましょう
キウイフルーツは産地の違いだけでも大きく味・栄養価の差が出てきます。
キウイフルーツの名産地と言うとニュージーランドと思い浮かべる方がほとんどだと思います。
でも、ニュージーランドの園地がどんな土壌で、生産者の方々がどのように育てているか、
どのように日本に運ばれてくるのかをご存知の方はほとんどいないと思います。
ここの説明を飛ばしてしまうとブランド認知とは、かけ離れてしまいます。
土壌について
ニュージーランドの土壌は火山灰土壌であり、木の根が土の奥深くまで伸びる為、表面に近い位置に根をはるより沢山の栄養を吸い上げることができます。
また、土の状態も常に管理され、栄養をたっぷり含んだ土の中には沢山の微生物が生息しています。
良い土の条件には、排水性、保水性、通気性、保肥性が良いことが挙げられますが、これを満たしているのもニュージーランドの土壌なのです。
育て方
ニュージーランドにはキウイフルーツで生計を立てている生産者が沢山います。
その為、自分たちの生活を支えるキウイフルーツの品質を常に向上させようとする努力を惜しみません。
定期的に各園地の生産者は集まり、それぞれの工夫とその工夫でどういった品質になったかなどを共有し、
プラスとなった工夫を共有することで、同じニュージーランド産でも園地によって品質にバラつきが出ないようにしているため、
高品質であり味の一貫性も保たれたキウイフルーツを育てることが出来るのです。
どのように運ばれてくるのか
ニュージーランドから日本には、船で約2週間かけて運ばれてきます。
この船に積まれるまで、下ろされるまでに幾度もの検査を通過します。
先ずは収穫前に第三者検査機関により品質検査が行われます、この検査を通過できないと収穫にも至れません。
検査を通過できたキウイフルーツは生産者達の自らの手で一つ一つ収穫し、ビンボックスという箱に積められます。
ビンボックスにはコードが貼られ、そのキウイフルーツがどの園地のどの区画から収穫されたキウイなのかを追跡できるシステムが組まれてます。
まとめ
いかがでしょうか?
このように、美味しさの背景を説明できると説得力が変わってきますよね。
その商品が今、目の前にあることが当たり前ではなく、ここに来るまでのストーリーをしっかりおさえましょう♪
次回は栄養についてお話しさせていただきますね。
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